床ずれ防止の工夫や必要に応じて手当てなど行います。

床ずれにならないようにするには

床ずれはよく医療従事者の方たちが褥瘡(じょくそう)と呼んでいます。

この床ずれ(褥瘡)は、体重が集中する体の部分に皮膚組織が圧迫して血流が悪くなり、皮膚組織がどんどん悪くなっていく状態のことを言います。

床ずれ(褥瘡)はどんな人にできるの?

要介護度が高くなってきたり、体が思うように動かなくなってきた時など原因は様々ですが、一番多いのはベットや車イスで過ごしている方です。

・寝返りができない
・姿勢を変えることができない
・食事を十分にとれていない
・関節が伸びず関節が固くなっている
・オムツをつけて寝たきり状態
・むくみ(浮腫)がある
・病気の悪化で皮膚状態が弱くなっている

色々な原因が考えられますが、早期発見で対処していった方が重症化を防ぐ手段になります。

床ずれ(褥瘡)防止の観察

基本的には、こまめに体位や姿勢を変えていくことです。相手の負担にならないように、クッションや枕など使って体位を整えてあげるといいでしょう。

・定期的に体位を変える
・褥瘡防止用具を検討する
・皮膚の状態を観察する
・食事がとれているか確認する
・皮膚を清潔に保っているか観察する
・寝具が適切であるか・・など

床ずれ(褥瘡)ケア

床ずれ(褥瘡)の早期発見を行っていきますが、医療的処置が必要になった場合は、かかりつけ医師に相談し処置を行っていきます。

・洗浄しながら汚れを落とす
・医師に処方された軟膏を塗る
・保護テープを行う
・姿勢を整え除圧を行う
・家族にケアのやり方説明を行う